生殖医療、不妊症治療の進歩は21世紀に向かって大変めざましいものが感じられます。さらに体外受精には必須といえる排卵誘発法の改良とともに、細胞培養法の改良を行い、不妊症に悩む御夫婦に提供できる医療のクオリテイーを高めて参りました。
胚細胞培養技術の向上により、従来は2〜3日目で4〜6細胞期に子宮内に移植していた受精卵を受精後5日前後まで培養期間を延ばすことにより胚盤胞にまで育てて子宮の中に戻すことが可能となっております。
4細胞期
胚 盤 胞
一般的に自然妊娠の経過を見て参りますと、排卵した卵細胞は卵管膨大部で精子と受精し、その後3〜4日かかって子宮内に到達して着床することが生理的な現象と言われています。したがって受精後約5日たった胚盤胞の状態で子宮内に移植し子宮内膜と接着させることが一番妊娠しやすいのではないかと考えます。また移植する胚細胞の数を減らすことにより多胎妊娠のリスクも一段と軽減出来るものと確信しております。

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