不妊症の検査(一般不妊)
32才、結婚して2年たちます。そろそろ赤ちゃんが欲しいのですが、不妊症の検査とはどんなことをするのですか?
 

A:まず、基礎体温を毎朝つけることをお勧めします。婦人体温計で朝一番の体温を計って基礎体温表につけてゆくと排卵の有無がわかります。産婦人科を受診されるときにお持ちになると役立ちます。さて、一般的な不妊症の検査には次のようなものがあります。

(1)卵巣刺激ホルモンの検査
(2)卵管通過性の検査
(3)卵胞発育の検査
(4)頸管粘液検査
(5)子宮内での精子の生存性・運動性の検査(ヒューナー検査)
(6)黄体機能検査

●卵巣刺激ホルモン検査とは、
月経3〜5日目に採血して、脳下垂体から出ている2種類の卵巣刺激ホルモンとプロラクチンというホルモンの分泌異常があるか無いかを調べることです。この卵巣刺激ホルモンとプロラクチンがバランス良く分泌されることが質の良い卵子を作るための大きな役割を占めています。

● 卵管通過性の検査とは、
月経が終わってから排卵までの間に、炭酸ガスあるいは生理的食塩水を子宮内に入れて卵管の通りを調べたり、レントゲンを見ながら造影剤を子宮内に入れて卵管の通りを調べたりする検査です。

● 卵胞発育検査とは、
経腟超音波断層装置で月経10目ころから排卵までの間、卵巣に出来る卵胞(卵子の入っている袋)の大きさを2〜3日に一回測定するものです。ちなみに、排卵直前になると卵胞の大きさは18〜22mm程度になります。

● 頸管粘液検査とは、
排卵が近づくにつれて透明なおりもの(頸管粘液)が増えてきますがその量などを調べる検査です。この頸管粘液は卵巣からでるエストロゲンというホルモンに反応して増えます。また、頸管粘液は精子が子宮の奥に上っていくためのはしごのような役目もします。

● ヒューナー検査とは、
子宮内から採取した粘液の中の精子の生存性、運動性や精子の形(奇形精子の有無)をみる検査です。この検査は先にお話しした頚管粘液が増えてきた時期に行う必要があります。一般的には前日の夜遅くに夫婦生活をしてもらい、翌日の朝、子宮内から粘液を採取し、その中の精子を検査方法です。この検査には悼みを伴うことは少なく、また、得られる情報は非常に価値のあるものです。

● 黄体機能検査とは、
排卵の後、基礎体温が高温期になって約1週間目に血液中の黄体ホルモンを測定するものです。この黄体ホルモンは受精卵の着床や発育に大きな役目を持っています。このような検査が一般的に行われているもので、1〜2カ月でだいたい異常があるかどうかが解ります。何か問題点があれば、その点に関して専門施設で治療をお受けになることをお勧めします

 

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